私が実践している”こつこつトレード”は、
社畜サラリーマンである私が行き着いた、今の生活に最も適した、FXのトレードスタイルです。
サラリーマンは自営業の方より優遇されている面もあるかとは思いますが、
収入が急に跳ねるような夢はなく、昇給と比例して増大する税金はガッポリもっていかれ、
生殺与奪の権を常に会社や上司に握られているという・・・まさに生き地獄です。
サラリーマンの成功者とは、
自分と家族を犠牲にして、社畜に徹して出世競争を勝ち進んだごく一部の上位層か、
出世をあきらめ、戦うことを放棄して居座るという無の境地に辿り着いたメンタル強者 の2パターンでしょう。
多くを占める中間層は将来に対する得体の知れない不安を抱えながら、会社という大海原で必死に戦っているんです。
私もそんな中間層のサラリーマンですが、
FXにおける「こつこつトレード」という概念に出会い、少しは胃酸が収まってきた今日この頃です。
「爆益上げて会社とはおさらばじゃ~」 とはいきません。
どんなに少なくても良いから、コツコツと…。
お給料以外の収入源を確保することで、メンタルの安定につなげ、将来への希望を紡ぐ…。
そんな思想から実践しているトレードスタイルです。
トレードスタイルを考える前にすべきこと
自分のトレードスタイルを決める前に必ずすべきこととして、
具体的な目標の設定と、自分の置かれた環境を洗い出す という事が大切だと思います。
SNSで成功者たちのやり方を追いかける事は間違えではないと思いますが、
資金力や生活スタイル、更には生い立ちや性格は人それぞれですので
自分と正反対の他人と同じやり方をするのはとても難しいことです。
成功者のやり方を勉強して盗むにしても、まずは自分がどうなりたいのか、どんなことが出来るのかを
見つめなおすのはとても重要なことです。
具体的な目標の設定・・・定量的な数値目標と期限を明確に
私の場合、まず最終目標として 3年後に会社給与より大きな月収を得る を掲げました。
ちょっとレベル低いんじゃない?と思われるかもしれませんが、
これまで給与以外の収入が皆無だった私にとっては結構なハードルだと思っていました。
ここで大切な事は、目標はより具体的に、定量的な数値目標と期限を明確に定めることです。
目標は達成できたら、次の目標設定につなげます。
サラリーマン生活で叩き込まれた「PDCAのサイクルを回す※」というやつですね ^^;
※PDCA( Plan…計画 Do…実行 Check…評価 Action…改善 )
自分の置かれた環境を洗い出す・・・何ができて、どうしたいか
- 平日は朝から晩まで会社に出勤している
- 帰宅後に少ないながらも自分の時間がもてる
- 将来の不安はあるが、食うのに困ってはいない(住宅ローン、教育資金、老後資金 等々…)
今すぐ大金を稼ぎたいわけではない - 軍資金はおこづかいから
FXで家族に迷惑はかけたくない - 長い目でみると脱サラの野望はある
を目指す
私の”こつこつトレード”の目標
ズバリ私が設定している目標は、
日利 1% です。
皆さんどう思われましたか?
すくなっ!? と思われた方…あなどる事なかれ。
以下に示したグラフは元金10万円を日利1%で増やした時の金額の推移です。
1年間の日数は20日×12ヶ月で240日として計算しております。
計算方法としては現在の総資金の1%を総資金に毎日加算していくという単純なものです。
毎日(平日)日利1%で資金が増加していくと、3年後には¥1億超えというとんでもない額に到達します。
エクセル等を使えば簡単に計算出来ますので、皆様も是非ご自身で計算してみて下さい。
これが複利の凄さなんです。
あのアインシュタインも複利のことを「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだんだとか。
でも実際にはこのグラフのように順調に右肩上がりというわけには、もちろんいきません。
実際には上げたり下げたりの繰り返しの中で「日利1%を目指して取り組む」という事です。
目標は掲げておりますが、
「毎日必ず1%増やさなければいけない」というメンタルで取り組んでいるわけでもありません。
FXの世界で全戦全勝を目指すことは愚かな行為の一つです。
また1%という明確な目標のおかげで、欲を出して深追いする事も少なくなりました。
この目標を掲げる前は、せっかく決済した利益に喜び、「まだいける」という根拠のない欲のせいで
利益を吹っ飛ばすといったことがしょっちゅうありました。
レバレッジをかけられるFXにおいては、一発ドカンと大きな利益を狙うイメージが強いので
無茶な目標を立ててしまう方がいるかと思いますが、それではギャンブルトレードに陥りやすいです。
(私がそうでした笑)
分相応の目標を目指し、毎日こつこつ取り組むやり方こそが
サラリーマンである私に最も適したスタイルだと今では思っております。
こつこつトレードに向いている人・向かない人
私の独断と偏見が多めに入った性格診断みたいな内容ですが…
どんな性質の人がこつこつトレードに向いているのか考えてみました。
こつこつトレードに向いている人
- 大勢でいるより一人でいる方が好き
- 目立つのが苦手、または嫌い
- 我慢強く長い目で取り組む事ができる
- 自己顕示欲が割と少ない
- マリオではステージの隅々までコインを回収したい
- 客観的に物事の良し悪しをみる事ができる
- 割と冷静沈着
このように割と内向的な方で、他人と競い合って自身を成長させていく人よりも、
自分自身と向き合ってひたすら挑戦を続けていける方に適していると思っております。
「承認欲求を最も満たしてくれるのは自分自身」という方は是非。
こつこつトレードに向かない人
- 熱しやすく冷めやすい
- 大勝利を飾りたい
- 成功を他人に認められたい
- 早く結果を出したい
もうお分かりかと思いますが、「爆益ウェーイ」をSNSで発信したい方は絶対に向いていません。
こつこつトレードは、勝率を90%台にのせる事や、一回のトレードで最高益を上げる、
といったことを目的をしておりません。
少ない利益でも良いので毎日コツコツ積み上げていくトレードの考え方です。
長いトレード生活の中には当然大きく負ける事もあるかもしれませんし、
連敗続きでうまくいかない時もあると思います。
失敗の経験から反省と勉強を繰り返し、長い目で”自分”と”相場”に挑んでいける精神力が必要です。
(私もまだまだですが、日々修行中です・・・)
まとめ
今回の記事はこつこつトレードのさわりについて書かせていただきました。
まとめると、
現実的かつ堅実な目標に向かって、毎日一歩ずつ着実に取り組むトレードスタイル という事です。
SNSでは「一撃〇〇円!」「ほっとらかしでも爆益」などと景気の良い話しを数多く見かける昨今ですが、
惑わされる事なく、地味なスタイルを邁進中であります。
ちょこっとずつ増やすと聞くと一見簡単そうに聞こえるかもしれませんが、
コツコツ増やせるようになるまでに、無能な私は3年強かかりました。
FXの世界は数多くの猛者たちとわたりあう戦場ですが、正直自分との闘いが一番難しいと感じます。
今までの失敗は、ほぼすべてが自滅といっても過言ではないかもしれません。
ただ転んでも立ち上がり、反省と検証を繰り返し、次に進んでいく。
自分との闘いに逃げずに挑み続けた先に勝利が見えてくるのではないでしょうか。
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