相場の世界では、多くの猛者たちとしのぎを削るわけですが、
一番の強敵でありライバルとなるのは”己自信”だと思っています。
私の場合、今まで大損したトレードを振り返ってみると、
ほぼ全てが自身のメンタルに起因する失敗であり、思考を正常に保っていれば回避できたものばかりです。
“こつこつトレード”で必要な考え方
大前提として、”FXは生き残るのも難しい世界”という認識をしっかりと持つ事が重要です。
サラリーマンくそざこ個人トレーダーである自分が、
相場を生業にしているプロとガチンコしても勝てるわけがありません。
それでもなおFXで成功したいのであれば、
プロに一泡吹かせてやろうという気概ではなく、うまく逃げて生き残る
という感覚で取り組む事が大切だと思っています。
サラリーマン個人トレーダーが生き残るための思考
- 自分はまだまだ未熟である
。
日々コツコツ情報収集と検証の繰り返し。 - アツくなったら負け
。
負けた時はもちろん、勝っている時こそ要注意!
調子に乗って追いエントリーして何度地獄を見たことか… - 全部を獲る必要はない
頭から尻尾まで全てを獲るのはプロでも難しい。
遅れてエントリーし、早めに手じまいするくらいが丁度よい。
- 己の都合は関係ない
欲しい時(時間)に欲しい量(値幅)を獲ることなどできない。
相場様のご都合を最優先させていただきます。 - 潔く負けた方が勝ちへの近道
問題を先送りにしたときの被害の拡大と、時間的ロスへの後悔は、誰しもが経験しているはず。 - ポジションを持っている間は負け
究極の護身術は戦わないこと。
ポジションを持つときは常に負けたときのイメージを持つ。
ネガティブ思考ばかりだと思われるかもしれません。
しかし私が勝てるようになったきっかけは、勝つための手法を編み出したからではなく、
負けないため考動あるいは、負けを少なくするための立ち回りに意識が向いたからです。
FXは攻めよりも守りのほうがずっと重要だと思うのです。
守りの大切さ考える
守ることに軸足を置いたトレードに限らず、どんな手法であれその有用性を腹落ちしていなければ
実践していくうえで迷いが生じてしまうものです。
サラリーマンあるあるですが、
上司に指示された仕事に対し、その目的や進め方に自分が納得していなければ
嫌々やってしまい大抵中途半端になってしまいますよね ^^;
私も「守るFX」に関しては、始めのうちはなかなか腹落ち出来なかったのが事実です。
人が資金を増やす事を目的に始めたFXなのに、
お金を減らさない事に軸足をおくということに、大きな矛盾を抱えてしまっていたのです。
しかし2,3年収支マイナスの中でもがいてきた私は、最終的に
「生きていれば逆転のチャンスは必ず訪れる」という守りの思考にたどり着きました。
FXでは一度の負けが大きく膨らんでしまうと、投資かける資金総額が減ってしまい、
負けを取り戻すのに相当の時間を費やすことになります。
100万円から80万円に減らすことと、80万円から100万に増やすことはわけが違います。
なぜなら100万円から投資できるロット数と、80万円から投資できるロッド数がイコールではないからです。
ということはやはり、負けを少なくする「損小」という守りの思考は最優先して考えるべきなのです。
まずは守りの習得からはじめ、
次に、「勝率を上げる」、「利益を大きくする」、
といった攻めの技術を身につけていく順番が正しいと思っております。
守りのメンタルを保つために
こつこつトレードは毎日チャートに向き合うスタイルですから、
日によって違う自分の精神状態を均一にし、欲を捨てて無機質に取り組む事が必要です。
正直、気合いでどうにかしようというのは厳しいので、
絶対法典であるマイルールを決めて取り組むのが良いと思います。
以下にマイルールの例をあげます。
守りのメンタルを保つために私が実践していること
- ポジションを持ってはならない時間帯を決める
- 1日の許容損失に達したら、その日はトレードしない
- 許容損失や目標利益などの数値指標は、金額ではなくpipsで考える
- トレード以外の大切な時間は相場としっかり離れる
- 毎日FXについて勉強する時間をつくる
まとめ
この記事では「守りの思考の重要性」について書きましたが、
当然FXで大きな成功を収めるには攻めの技術も必要不可欠です。
ですがやはり1番最優先して身につけるべきは、自分の大切な資金を守る事だと私は思います。
FXで勝ちトレーダーになれるのは1割程度 という逸話をよく聞くかと思います。
残りの9割は、失敗していずれは市場から退場してしまうということです。
しかし私は勉強してコツコツつづけて経験を積み重ねることで、ゆっくり花開くものがFXだと思っています。
自分の成功が見えてくる前に資金をぶっとばさないよう、まずは鉄壁の守りを身につけましょう。
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